ラストアンチエイジングの手法に関する質問に答えます。
老化とは細胞が老けること。
ラストアンチエイジングの基本コンセプトは細胞を若返らせるオートファジーとサーチュイン遺伝子を活性させる事。
そのために空腹状態を維持する事と活性化する栄養素をとる必要あります。
空腹状態とは食べない事。
つまりエネルギーを食事から生み出すのではなく、すでに体にある脂肪を燃料にエネルギーを生み出すこと。
体にある脂肪を燃料にエネルギーを生み出す力を起動させるにはその代謝システムを起動させる必要があります。
起動スイッチ①:糖質を控える
起動スイッチ②:代謝の早いクリーンな脂質をとる
起動スイッチ③:炎症、糖化、酸化、など体にダメージを与える体内化学反応を抑え、体に負担をかけない
3つの軌道スイッチを押すと、体は一気に脂肪燃焼モードに突入し、
脂肪燃焼モードメリット①:集中力が増し脳のパフォーマンスがあがる
脂肪燃焼モードメリット②:ガンガン痩せる
脂肪燃焼モードメリット③:オートファジーとサーチュイン遺伝子が活性化し若返る
ラストアンチエイジングでは更に以下のエッセンスを追加し更にパフォーマンスの向上とアンチエイジングを加速。
追加エッセンス①:オートファジーとサーチュイン遺伝子を活性化させる食事
追加エッセンス②:栄養を取り込む腸内細菌を活性化するための食事
追加エッセンス③:運動、毎日の体重測定の習慣化
結果、痩せながら脳も体も常にパフォーマンスが最大化され、仕事のパフォーマンスはもちろん、自分の夢や目標に向かってエネルギーを注げる状態に。
自分の夢や目標に向かう事。それがラストアンチエイジングで目指すゴール。
糖質制限で糖質以外だったらなんでも食べてもいい。
16時間断食さえできてればなんでも食べてもいい。
痩せて若返りながら脳と体のパフォーマンスを向上させるのであれば「なんでも食べていい」訳がない。
何を食べたかであなたの人生が決まるのだから。
生活習慣が乱れなければリバウンドなんて言葉は必要ない。
仮に乱れてしまったとしても、すぐに元の生活に戻る。
それは一度、ラストアンチエイジングの生活習慣、知識を知ってしまったから。
糖質が及ぼす脳の快楽依存よりも、最大効率で脳と体全体がエネルギーに満ち溢れる力が勝つ。
更に生活習慣が乱れる事はない。
ラーメンを見ても食べたい!とは思わない。なぜなら体と脳が拒絶するから。なぜなら体と脳を傷つけるものだから。
ラーメンを食べたとしても翌日元に戻す事ができる。
あなたは何にも依存していない。自分の人生を輝かしいものにする事に依存している。
それがラストアンチエイジング。
人間は細胞が古くなったり減る事で老ける
そもそも老けるとはどういうことでしょうか?
加齢すると
①細胞のリサイクル機能の低下(古い細胞が残ってしまう)
②新しい細胞が作られず現象する
結果、人は見た目が老け、機能障害を起こし様々な病気リスクが高まります。
細胞について教えて下さい。
細胞は体の中に60兆個住んでいて、それぞれが汗水垂らして働いてくれてるおかげで私たちは生命活動を行なえています。
特に重要な細胞の働きについて教えて下さい。
重要な細胞の働き①体の構造をつくる
重要な細胞の働き②その体を動かすための栄養素を取り込む
重要な細胞の働き③その取り込んだ栄養素をエネルギーに変換する
重要な細胞の働き④遺伝情報をもち細胞をコピーする事ができる
つまり細胞が古くなったり減少すると
体の構造が壊れ、その壊れた体にうまく栄養素を取り入れる事ができず、更にうまく取り入れた栄養素をエネルギーにうまく変換できず、結果、体の機能は低下する。
低下した細胞の代わりに新しい元気な細胞をコピーしたくてもその機能も低下。
60兆個の細胞が体の中でいつまでも若く元気に働いてくれる事こそアンチエイジングです。
細胞の病気と聞くとがん細胞を第一に連想します。
がんとは細胞の遺伝子が傷つき、その傷ついた細胞のコピーが止まらなくなり暴走。結果、体がうまく機能しなくなることです。正常な細胞のコピー能力は適度に守られています。なので細胞を若返らせるアンチエイジングはがん予防にも繋がります。
加齢以外にも細胞が減ったり古くなったりする事はありますか?
あります。代表的なものが
①活性酸素
②糖化
③炎症
では逆に細胞が増えたり新しくなったりする機能はありますか?
あります。
①オートファジー:古くなった細胞を分解し新しくする機能
②サーチュイン遺伝子:老化した細胞を修復する機能
ありがとうございます!大枠理解できました!
加齢に伴う細胞の減少、老化に対して、その進行を早める活性酸素、糖化、炎症を抑える。逆にその進行を止めるためにオートファジーとサーチュイン遺伝子を活性化すればいいんです。
早速ですが老化の進行を早める活性酸素を抑えるにはどうすればいいんですか?
抗酸化作用(酸化防止効果)のある食事、運動する生活習慣を実践することです。
ビタミンA※βカロテン含む、βカロテンは体内でビタミンAに変換される(のり、にんじん、まぐろ、バター、わかめ、卵、ブロッコリー、緑茶)
ビタミンC(ケール、緑茶、のり、ピーマン、ブロッコリー)
ビタミンE(緑茶、大豆、卵、ケール、まぐろ)
亜鉛(パプリカ粉、さば、いわし、牛肉、コーヒー、緑茶、大豆)
喫煙、ストレス、食品添加物、タバコ、飲酒、紫外線もなるべく避けたいところです。
なぜ活性酸素は増えてしまうんですか?
まず活性酸素は生きていれば誰でも増えます。人のエネルギーは細胞内のミトコンドリアでつくられます。ミトコンドリアは運ばれてきた栄養素(脂質や糖質が分解されたもの)に呼吸で得た酸素と結合させ化学反応を起こしエネルギを生み出します。
その過程で体内で余った酸素は独身状態となり酸素から変異します。独身酸素ともいいましょうか?その独身酸素(フリーラジカル)が結婚酸素から相手を奪って再び結婚酸素に戻ろうとします。元気ですね。だから活性酸素と呼ぶんです。取り込んだ酸素の数%が余り結婚相手を探すために元気になるんです。
元気な活性酸素、役に立ってくれそうです。
適量であれば病原体やがん細胞をやっつけてくれます。しかし増えすぎると正常な細胞を攻撃してさん酸化させます。
酸化ってどういう現象なんですか?
酸化によって錆びついた鉄の階段を想像して見てください。錆によって銀色の鉄が茶色に変わり、ボロボロになっていませんか?錆は侵食し、やがて鉄の階段が粉々になって使用不可になりませんか?
体の細胞も同じです。酸化すると細胞はボロボロになりエネルギーを生み出すどころか細胞自体を破壊し、老化を進行させます。
抗酸化サプリメントを摂取すれば酸化は防げますか?
サプリからの抗酸化物質の効果は未知数です。
天然の食事から摂取すると酵素の力で抗酸化を発揮できます。
一番は運動など生活習慣を改善し活性酸素ラジカルを発生させないことが重要です。
細胞老化の原因、酸化の対処法は理解できました。次は糖化を抑えるにはどうすればいいですか?
糖化抑制①糖質の摂取を控えること
糖質抑制②エネルギー代謝を脂肪燃焼モードにすること
糖化とはどういう現象でなぜ細胞にダメージを与え老化させるんですか?
まずは糖質の特性について。
糖質の特性①てっとり早くエネルギーになるから食べる。
糖質の特性②多く貯蔵する事ができない。最後は脂肪に変換されて貯蔵。太る。
糖質の特性③更に貯蔵できないから余ってタンパク質と結合してしまう。これ糖化。
糖質の特性④依存性が強い。だからまた食べて太って糖化して老ける
糖質の特性⑤代謝にはインスリン必要。体が疲れる。また糖をとる。太る。老ける。
細胞ダメージは③。
体の中のタンパク質と余剰な糖質が結びついてAGE最終糖化産物がつくられる。これ糖化。
糖化とは細胞が焦げること。糖質たっぷりマシュマロをBBQで焼くと黒く焦げますよね?あれと似た現象が糖質の過剰摂取によって起きてます。細胞は焦げてボロボロになります。
糖化によって肌のハリを保つコラーゲン組織が破壊されると肌は弾力を失ってしまいます。糖化によって生み出された老廃物が皮膚の細胞に沈着するとシミやくすみとなって肌の透明感が失われます。髪のたんぱく質が糖化すると、髪のハリやツヤがなくななります。
糖化によって血管がもろくなると血管壁に炎症が起こりやすくなってしまい動脈硬化となるリスクが高まります。動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳梗塞につながります。
腎臓が糖化すると腎機能が低下し、腎臓でタンパク質が分解できず(本来は余ったタンパク質はアンモニアに変換され尿と共に排出)尿にタンパク質が含まれます。
骨では骨粗鬆症、目ではドライアイや白内障、網膜症へ。
糖化って恐ろしいですね。糖質は控えたいですけど依存度高くなかなか辞めれないです。
辞めれないのには理由があります。体には糖質代謝と脂質代謝があります。
糖質代謝:糖質は燃料にエネルギーを生み出す
脂質代謝:脂質を燃料にエネルギーを生み出す
糖質が辞められない人の多くが糖質代謝を我慢できないんじゃなくて脂質代謝を使えてないからです。
どうすれば脂質代謝を使えるようになりますか?
脂質代謝軌道スイッチ①:糖質を控える
脂質代謝軌道スイッチ②:代謝の早い中鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸をとる
脂質代謝軌道スイッチ③:オメガ3脂肪酸をとり脂肪の分解を早め脂肪の合成を抑える
つまり糖質は主に野菜や大豆からとりMCTオイル、バター、魚、あまに・えごま油をとりましょう!ってことです。
糖質代謝と脂質代謝の違いについて教えて下さい。糖化代謝よりなぜ脂質代謝がいいんですか?
まず代謝の流れについて。食事→食道→胃(胃液)で分解→小腸(十二指腸)で膵臓から更に消化酵素をもらい分解→小腸の奥へ→小腸の絨毛で分子一つの大きさになって血管に吸収→脂質は血液に溶けないのでカイロミクロンとなって血液→肝臓→今体に必要な栄養素の合成→再び血管に入って全身に栄養を運ぶ→余った食事は大腸→腸内細菌によって処理→便に。
違い①糖質の方がエネルギーになるまで早い
違い②脂質は代謝過程でケトン体をつくり、体にとって長期に渡ってエネルギーを生み出してくれる。脂肪を燃やすので痩せて病気リスクを減らす。
違い③そのケトン体はエネルギーに変換される際、酸素消費が少ないため効率よくエネルギーをつくることができる。
違い④糖質は1グラム4カロリー、脂質は1グラム9カロリー。つまり少ない重さで2倍以上のエネルギーを作るれる。
脂質代謝はエネルギーになるまで遅いけど長期間生み出せる。さらに脂質代謝過程で生まれたケトン体は最も効率的エネルギーを生み出す事ができる。
だから脂質代謝を軌道すれば老化のリスクを現象しながら長時間集中力を続ける事ができる。
最小エネルギー摂取で最大エネルギー創出ですよね?脂質ってカロリー高くないですか?
ラストアンチエイジングの軸であるMCTオイルは大さじ一杯15グラムで135カロリー。バターも同様おおさじ一杯135カロリー。これを0カロリーのブラックコーヒーに入れて飲むので合計270カロリーが朝食です。
おにぎり1個、食パン1枚は共に200カロリーほど。
これで胃の中に固形物は入らずアンチエイジングの機能を活性化しながら脂肪燃焼モードと脳のパフォーマンスを向上させてくれます。
昼食は野菜、卵、魚、海藻中心に500キロカロリーほど。
夜も同様500キロカロリーほど。
途中、空腹を抑えるために飲む完全無欠味噌汁は 300カロリー。
全部足して1600カロリー。
国が提示している男性推奨は2,200カロリー。
ヘルシーな脂質をとっていればカロリーを抑え脂質代謝でケトン体と共に効率的にエネルギーを生み出すことができるんです。
なぜ脂質は糖質よりもエネルギーが長続きするのか?
糖質は体内に400g1200kcalほどしか貯蓄できず、すぐに使い果たしてしまいます。また糖質を食べれば復活しますが上がったり下がったりで体の負担がものすごいです。
糖質は体内に10万kcalほど蓄えることができる(体重や体脂肪によって変わる)ので脂肪が燃焼し続ける限りエネルギーが長続きします。
糖質は体内貯蔵できる量が少なく、肝臓と筋肉にグリコーゲンとして約400g貯蔵できます。つまりすぐ枯渇し、すぐ糖質を食べたくなります。
肝臓のグリコーゲンは脳のエネルギーになりますが筋肉のグリコーゲンは筋肉を動かすためにしか使われません。心臓も筋肉が無いと止まってしまうので筋肉優先っていうわけです。
糖質400g×4kcalですので体内にある糖質が1日で生み出せるのは1600kcal。
1日しか持たない、かつ脳への糖の供給はすぐ不足するのですぐに糖質を摂らなくてはいけません。
脳は糖質必要だけど体は不必要。でも取らないと。結果太る。
脂肪が燃えるとなぜ病気リスクが減るんですか?
肥満の方は血液中の栄養をうまく吸収できなくなり(太りすぎて、負担かけすぎで劣化)血管への負担が増え糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が発生し、やがて動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中へ繋がります。
糖尿病:糖の吸収を助けるインスリンが効かず、血液中から糖が吸収されず、血液に中に糖が多くなっている状況、すなわち高血糖になります。
高血圧:高血糖により血液の浸透圧が高くなり、細胞の中にある水分が血管の中に入り込み血液量が増加し血圧が上昇します。
脂質異常症:体の中の脂肪が増え、血液の脂質が増え血管に負担をかけます。
動脈硬化:血管を流れる血液が高血糖、高血圧、高脂質になり血管に負担をかけ老化しボロボロになります。
心筋梗塞:心臓を動かす心筋に動脈硬化によって血液を運べなくなり心臓細胞が酸素と栄養を取り込むことができず心筋細胞が死んでしまいます。
脳卒中:脳の血管が詰まったり破れたりすることで脳の働きが阻害されます。
食事から摂取した脂質がエネルギーに変わる代謝経路を教えて下さい。
はじめに。中鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸以外は代謝に時間かかります。そして代謝過程で悪玉コレステロールをつくり病気リスクを高めます。
ラストアンチエイジングでは中鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸、オメガ3と脂質摂取が増えるので悪玉コレステロールを綺麗にしてくれる野菜、海藻、大豆、魚の栄養摂取も推奨してます。
MCTオイルの中鎖脂肪酸とバターの短鎖脂肪酸は下記の代謝とは違い、食事後すぐに小腸に吸収され門脈を通って肝臓に運ばれ肝細胞でケトン体も生成し血管に運ばれ全身のエネルギーとなります。
では焼肉を食べたとしよう。
焼肉→脂肪→食道→小腸に到着※中性脂肪のままだと小腸で吸収できない(胆汁【胆汁酸】によって乳化)→膵リパーゼで分解→小腸に吸収→小腸の中で再び中性脂肪に→小腸の中に中性脂肪、コレステロール、リン脂質が取り込まれる(しかし脂質は水に溶けないのでこのままだと運ばれない)→アポタンパク(肝臓でアミノ酸から生成されるタンパク質)に脂質が包み込まれカイロミクロンに(リポ蛋白)→リンパ管→静脈→心臓→動脈→再び膵リパーゼによって分解→分解された脂肪酸はアルブミン(肝臓でアミノ酸からつくられるタンパク質)によって運ばれ細胞手前到着(脂肪酸のままだと細胞内に入れない)→酵素COA(コーエー)が脂肪酸をアシルCOAに変換→まだ細胞内に入れないのでカルニチンと結合しアシルカルニチンに変換→細胞内ミトコンドリア→アシルカルニチンがアシルCOAに戻る→β酸化でアセチルCOAに変換→ミトコンドリア内エネルギー発生装置であるクエン酸回路→オキサロ酢酸と結合→クエン酸→クエン酸回路で回りながら姿を変え1周→2ATP獲得→+クエン酸回路で補酵素生み出される→電子伝達系で酸化されその過程で34ATP創出→合計36ATP獲得→細胞にいかなかった脂質はカイロミクロンのまま肝臓へ→VLDLに(リポ蛋白)→血管→膵リパーゼでVLDL分解→脂肪酸はアルブミンに運ばれ細胞(クエン酸回路でATP創出)→LDLに(脂肪酸が少なくなりコレステロールの割合が多くなる)→コレステロールを細胞膜に届ける(多すぎると血管内にコレステロールが付着、だから悪玉、コレステロールは細胞を守る細胞膜に使われる【脳細胞も】、体内の毒素を流してくれたり、脂肪を分解する胆汁の原料になる、性ホルモン(男性ホルモンテストステロン、女性ホルモンエストロゲン、プロゲステロン、、副腎皮質ホルモン(炎症を抑えてくれる)の原料に→肝臓で善玉HDLも作られる→血管内のコレステロールを取り除いてくれる→成熟HDL→肝臓に。
代謝過程で生まれる悪玉コレステロールが血管の中に増えると、血管内で炎症を起こし細胞を傷づけ、動脈硬化→心筋梗塞、脳梗塞の原因に。
食事以外、体に溜め込んでいる中性脂肪はどんなプロセス、化学反応をへてエネルギーになりますか?
食事からの栄養が不足すると元々体にあった中性脂肪を分解してATPを生み出すために脂肪細胞にあるHSL(ホルモン感受性リパーゼ)が出ます。
運動時や飢餓状態でHSLは活性化しHSLは脂肪細胞をグリセロールと脂肪酸に分解します。
あとは食事からとった脂肪と同じ経路を通ってエネルギーを供給しながら肝臓に運ばれケトン体生み出し血管を通じて全身にエネルギーを届けます。
脂肪を代謝すると生成されるケトン体の正体を教えてください。
空腹時にに脂肪がたくさん分解され肝臓細胞内でミトコンドリアでアセチルCOAで大渋滞を起こしクエン酸回路に入れなくなります。
クエン酸回路に入れなかったアセチルCOAがアセトン、アセト酢酸、βヘドロキシ酪酸に変換されます。この3つの総称をケトン体といいます。
アセトンは息となって体外へ、アセト酢酸とβヘドロキシ酪酸は血液に放出され体中でエネルギーとして活用されます。
もちろん脳にもです。
脂肪酸のままだと脳に入れないものがケトン体に変換し脳に糖質以上のエネルギーを届けられます。
脂肪酸と違ってケトン体は水溶性であるため運搬タンパク質(アルブミンやアポタンパク)が必要なく、血流によって肝臓以外の臓器(肝臓でケトン体は利用できない)に運ばれます。各細胞内でケトン体は再びアセチルCoAに戻りクエン酸回路で代謝されATPを生み出します。
ケトン体ダイエットは危険と聞きました。
何事もやりすぎは危険です。ラストアンチエイジングはケトン体ダイエットとは違います。違いは糖質は抑えるけど、ケトン体ダイエットで控えがちな野菜、海藻、大豆を多く摂取する事を推奨しているからです。
ケトジェニックダイエットで危険と言われているケトアシドーシス(体が酸性になる)にはなりません。
肉やチーズをたらふく食べるというより肉、発酵食品、野菜、魚、大豆をバランスよく食べる事を推奨しています。
つまりゆるやかにケトン体を出し、ゆるやかな脂肪燃焼モードを続けているということです。これが続くし健康だしアンチエイジングになるし脳のパフォーマンスが上がるんです。
糖質を抑えると糖新生で体の筋肉が分解され代謝に良くないと聞いています。
なぜ糖新生が起きるのか?それは体の中に糖がなくなり他に栄養になるものがないからです。特に糖質制限中に糖が必要な無酸素運動などを行うと糖が足りないので糖新生が起きます。無酸素運動を行わないのであれば糖の代わりに脂肪がエネルギー源となってくれるので筋肉が落ちる事はあまりまりません。
また食事でタンパク質を摂れば筋肉分解よりも食事由来のタンパク質を分解しアミノ酸があるので心配ありません。更にオートファジーなど体の中で古いタンパク質を分解して新しいタンパク質をつくる機能があるので、あまり問題ありません。
・タンパク質の多い食品(肉、卵、魚、大豆)
脂質が糖質よりも長く多く体と脳にエネルギーを届けられることは理解できました。じゃあ糖質の代謝について詳しく知りたいです。
糖質は解糖系という代謝経路で一度エネルギーを生み出してからクエン酸回路に入り、脂質同様ATPを生成します。糖質は脂質と同様クエン酸回路をへてATPを出しますが、糖質は糖質のままだとクエン酸回路に入れないので解糖系をへてピルビン酸に変換されクエン酸回路になります。
また脂質はATPを生成するまで水に溶けないのタンパク質に運ばれたり、酵素によって分解する必要があったり。クエン酸回路に入るまで手間ひまかかります。
糖質代謝は脂質代謝に比べ、
①解糖系をえないといけない②水に溶けるので手間がかからない
食事から摂取した糖質がクエン酸回路に入るためピルビン酸に変換される解糖系について教えて下さい。
解糖系は代謝に酸素を使いません。解糖系で生まれた分子を脂質同様クエン酸回路でも活用します。
砂糖→食道、胃、小腸で消化酵素アミラーゼの働きにより単糖類(グルコース・ブドウ糖)まで分解→小腸から吸収→門脈(肝臓に入っていく静脈)→肝臓→肝臓でグリコースをグリコーゲンに変換し100gほど貯蔵(糖が不足した際利用)→貯蔵できないものは血液に放出され全身にブドウ糖を運ぶ→運ばれ血管に放出→各細胞へ→細胞に糖質が充足しており余った糖質は中性脂肪に変換される→細胞基質で2ATPをつかってブドウ糖にリン酸を結合し2つに割る。1つの分子に1つのリン酸が結合した分子が2つ生成(片っぽの端にリン酸が結合)→更に2つのリン酸が空いてる片っぽの端に結合し2つの分子4つのリン酸に→4つリン酸を放出し4つのATPを生成→2つのピルビン酸に戻る→解糖系では2つのATPを利用し4つのATPを生成→合計2ATP生成→2つのピルビン酸がミトコンドリアに入る(ブドウ糖のままでは入れない)→酵素と結合してアセチルCoAに→クエン酸回路に入る→1周して2ATP創出→脂質同様クエン酸回路で補酵素生成→電子伝達系で酸化しATP生成→クエン酸回路に入れなかったピルビン酸は乳酸になって肝臓へ(筋トレなど酸素が入る前にエネルギーを作り出さないといけない無酸素運動の場合)
酸化、糖化理解できました。最後炎症について詳しく教えてください。
炎症は転んだ時の傷だと思って下さい。
体は危険を察知し傷を治そうとそちらのエネルギーを使います。すると脳や体に必要なエネルギーが不足します。実は体の中でも食事で得た毒素が体中を攻撃し、いたるところで炎症を起こしています。
体は炎症に対してサイトカインを放出し守ろうとします。が、炎症が続くとサイトカインが暴走しはじめ、自らの細胞を攻撃し始め、最後は脳にも攻撃を加えます。
炎症が起きると代謝効率が悪くなるばかりでなく、最後には脳にダメージを与えてしまいます。
炎症を防ぐ方法を教えてください。
なるべく毒素を体の中に入れない事です。飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸(MCTオイル)は炎症リスクが少ないだけではなく素早く代謝され体を糖質エンジンから脂質エンジンに切り替えてくれます。
また不飽和脂肪酸のオメガ3(まぐろ、いわし、あまに油、えごま油)は炎症リスクが少ないだけでなく炎症を抑える効果があります。
なので糖質を抑えMCTオイル、あまに油、ツナ、いわし、さば缶などから中鎖脂肪酸とオメガ3をえて炎症対策をしていきましょう。
最後は少しマニアックな内容になりましたが、これでラストアンチエイジング1回目のオンボーディングは終了となります。
オートファジーとサーチュイン遺伝子について
オートファジーとはどういう機能ですか?
お腹が空くと(栄養が不足すると)体は栄養を求め、体の中でケトン体や糖新生でエネルギーをつくります。オートファジーも空腹状態で活性化し、タンパク質を保有する古くなった細胞を分解し新しい生まれ変わったタンパク質を保有する細胞に交換してくれます。
オートファジーは体内の古くなった細胞を分解してリサイクルして細胞を新品に取り替える機能です。
変性したタンパク質、損傷したミトコンドリア、細胞内に侵入した細菌などの病原体も分解(やっつけてくれる)。悪者をやっつけるだけでなく、やっつけて分解した材料を元にフレッシュな細胞をつくることができます。
ラストアンチエイジングでは最長空腹時間24時間(空腹だけど体内の脂肪を分解して脳と体は絶好調)でオートファジーの恩恵を最大限受ける事が可能です。
人類にとってオートファジーの存在意義
存在意義①:免疫。病気リスクを削減し生存させるため
存在意義②:恒常生。いつまでも変わらず元気
存在意義③:栄養補給。不足したタンパク質を補給してくれる
存在意義④:加齢でオートファジーは落ちる。が脂肪細胞では活性化する。つまり生命維持。年をとり食欲なくなる。豊富なエネルギー原である脂肪細胞をオートファジーで分解し肝臓にて代謝してケトン体を出し生命維持。
オートファジーが衰える理由
理由①老化によるルビコンの増加
理由②脂っこい食事で生成されるタンパク質ルビコン
理由③エムトールが抑制する。
ルビコンとはタンパク質です。
エムトールとは体の中の増殖をコントロールしています。
オートファジーを活性化させる方法
①脂っこい食事を控える(ラーメン、揚げ物)
②オートファジーを活性させる食事をとる。
・ぶどう、赤ワイン(レスベラトロール)
・ザクロ、ベリー類、クルミ(ウロリチン)
・鮭、イクラ、エビ、カニ(アスタキサンチン)
・納豆、みそ、しょうゆ、チーズ、しいたけ(スペルミジン)
・緑茶、抹茶(カテキン)
・ウコン(クルクミン)
ラストアンチエイジングでは夜のリラックスタイムに適度な赤ワインとチーズ。
お腹が減った時のおやつに納豆やMCT&あまに油入り味噌汁。
喉が渇いた時に水筒で緑茶。
を推奨しています。
サーチュイン遺伝子とはどういう機能ですか?
サーチュイン遺伝子(Sirtuin)とは、老化や寿命の制御に重要な役割を果たすとされる遺伝子で、「長寿遺伝子」とも呼ばれていてそれらの遺伝情報をもったタンパク質です。
「サーチュイン遺伝子」は、老化した細胞にはたらきかけてDNAを修復します。 すると細胞は再活性化し、若々しく元気になっていくのです。 「サーチュイン遺伝子」が全身性に働きかけることで、全身の細胞を再活性化できます。 全身の細胞の若返りをもたらすのが、「サーチュイン遺伝子」によるアンチエイジングの分子メカニズムです。
現在では哺乳類にはSIRT1からSIRT7まで7種類のサーチュインがあり、それぞれ異なる特性があることが分かってきた。このうち、特に重要だとされているのがSIRT1(サーティワン)だ。SIRT1は血糖値を下げるインスリンの分泌を促し、糖や脂肪の代謝をよくしたり、神経細胞を守り記憶や行動を制御するなど、老化や寿命のコントロールに深く関与していると見られています。
どうすればサーチュイン遺伝子を活性化できますか?
サーチュイン遺伝子活性化①朝に最もエネルギー源となるMCTオイルとバターを摂取
サーチュイン遺伝子活性化②朝に運動
サーチュイン遺伝子活性化③空腹
サーチュイン遺伝子活性化④活性化させる食べ物を食べる
NADとはなんですか?
NADは、細胞内のミトコンドリアにおけるエネルギーの産出に欠かせない補酵素で、サーチュインを活性化させる役割を担うとされています。組織中のNAD量は加齢と共に減少するが、NADを増やすことができれば、サーチュインを活性化させ老化を遅らせる効果を期待できます。
なぜ朝に最もエネルギー源になるMCTオイルとバターをとればNADが活性化するのか?
体の中のNADの量は、サーカディアンリズム(概日リズム)と呼ばれる生体リズムに従って増えたり減ったりしています。人間は昼にNADの量が増え、夜には減るようになっています。
NADはエネルギーを生み出すうえで必須の物質なので、活動期に増えるようになっているのです。NADの値を昼間にしっかり高めてサーチュインを活性化させるためには、人間が本来持っている生体リズムを保ち、午前中にNADをしっかり増やすことが大切です。
そのために朝食をカロリーの高い、より燃やしたい食事にすることです。
なのでラストアンチエイジングの朝食はMCT オイルとバターを推奨しています。もちろんタンパク質たっぷりの卵やお肉、魚も食べていいですが、オートファジーとのバランスです。自分の体の体調や体重、体脂肪をウォッチしながら判断していきましょう。
なぜ朝に運動するとNADが活性化するのか?
運動をすると筋肉中のNAMPT(ニコチンアミド・ホスホリボシルトランスフェラーゼ)の量が上昇して、エネルギーの産生とサーチュイン(老化や寿命をコントロールする酵素)の活性化に不可欠なNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の量が増えます。NAMPTというのは、体の中でNADを合成するために必要な酵素です。
なぜ空腹になるとサーチュイン遺伝子が活性化するのか?
体が生命危機を感じ、細胞の損傷を防ぐために修復機能であるサーチュイン遺伝子を活性化してくれます。
サーチュイン遺伝子が活性化する食べ物とは?
蕎麦、セロリ、コーヒー、EVオリーブオイル、緑茶、ケール、赤ワイン、大豆、いちご、くるみetc. これらはポリフェノールの一種であるレスベラトロールが豊富。
サーチュイン遺伝子=痩せ遺伝子を活性化する食べ物。 積極的に摂れば、辛い運動や空腹を我慢する必要もなく、かつ筋肉量をアップさせながら脂肪燃焼が叶います。
ラストアンチエイジングでは朝食にコーヒー、喉が渇いた時の緑茶、おやつの大豆味噌汁、夜のリラックスタイムの赤ワインを推奨しています、
ここまで①老化に繋がる生活習慣②老化を止める生活習慣を理解頂きました。ここからは更に日々のパフォーマンスをあげるための生活習慣についてお答えして参ります。
腸内細菌が重要と聞きます。
消化しきれなかった余り物(主に食物繊維)を消化し、優秀なエネルギー源である短鎖脂肪酸(バターに含まれる)をつくってくれます。
すなわち腸内細菌が正常に活動していると更にエネルギー生産効率が高まります。
食べたものは胃や小腸などで消化・吸収されますが、消化・吸収できなかった未消化物(主に食物繊維)は大腸へ送られます。 腸内細菌はこの未消化物を栄養源として、発酵・分解を行い、エネルギーや代謝物質を産生します。 腸内細菌が生成する代表的な代謝物質が短鎖脂肪酸です。
腸内細菌が元気な状態とは?
大腸の勢力図の中で善玉菌が優勢な状態をつくります。
腸内細菌は約1,000種類、100兆個から1,000兆個ある。
その種類は
腸内細菌①善玉菌(人に良い影響を与える)
腸内細菌②悪玉菌(人に悪い影響を与える)
日和見菌③善玉菌か悪玉菌、どっちか優勢な方に働く
善玉菌の役割まとめ
善玉菌役割①エネルギー産生
善玉菌役割②腸管蠕動運動を促進し消化吸収促進
善玉菌役割③胆汁酸代謝、コレステロール代謝などを調節し体を健康に
善玉菌役割④病原細菌を撃退
善玉菌役割⑤免疫力強化
善玉菌役割⑥炎症防止。腸の粘膜層のバリア機能を高め体に良くないものが吸収されるのを防ぐ。
善玉菌役割⑦ビタミンB群、ビタミンKを産生
善玉菌役割⑧セロトニンやドーパミンを合成をサポートする
短鎖脂肪酸って具体的にどういいんですか?
①短鎖脂肪酸は全身のエネルギー源(消化が早くケトン体生成)
②脂肪細胞は短鎖脂肪酸を感知して脂肪の取り込みを抑制し、
③交感神経も短鎖脂肪酸を感知して全身の代謝を活性化。
④プロピオン酸は脳に作用して食欲を抑制
⑤病原細菌の増殖を抑制
悪玉菌の役割まとめ
悪玉菌役割①自分たちが住みやすいアルカリ性の環境をつくるために毒性物質をつくり食中毒や腸内細胞にダメージを与える。
悪玉菌役割②便秘や下痢が起きやすくなる。善玉菌の整腸作用を防止するので。
悪玉菌役割③病気の原因となる有害物質をつくる(アンモニア、アミン、硫化水素など)
肝臓も重要と聞きます。
重要です。ラストアンチエイジングでは肝臓を元気にするため糖質は控え、胆汁生成を助けるヘルシーな脂質を摂取し、糖質の代わりにタンパク質や野菜からビタミン摂取を多くすることで肝臓を元気な状態に保ちます。
肝臓の役割①人間に必要な栄養素への代謝と貯蔵。
→肝臓異常で栄養素が届かず免疫落ちて病気に。
肝臓の役割②有害物質の解毒・分解
→アンモニアが解毒できず血液中のアンモニア濃度が上昇し、脳にダメージを。
肝臓の役割③食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌。 食べたものは胃や腸で吸収されやすい形に変えられた後、肝臓へ送られます。
→脂質から肝臓で胆汁がつくられる。肝臓異常や脂質不足で胆汁合成が不足。結果脂肪の代謝ができなくなる。
糖代謝:
糖質は消化吸収され、最終的には「ブドウ糖(グルコース)」に分解され、エネルギー源として使用されます。エネルギーを必要としない場合は「グリコーゲン」として肝臓や筋肉などに貯えられます。肝臓ではグルコースからからグリコーゲンを合成し、貯えます。血液中のグルコースが不足すると、貯えておえておいたグリコーゲンを再びグルコースに変えて体内へ送り出し、血糖値を調整します。血糖値が高すぎると高血糖、低すぎると低血糖を引き起こします。
タンパク質代謝:
タンパク質は「アミノ酸」という栄養素に分解されて、消化吸収されます。肝臓では、取り込んだアミノ酸を体の中で必要なさまざまなタンパク質に作り替えます。たとえば、アミノ酸から、血液(血漿)に含まれるタンパク質であるアルブミンや出血を止める物質などを合成します。肝臓は様々な栄養素を運ぶ役割があるので、肝機能の低下、アルブミン低下、栄養不足、免疫落ちる、病気の悪循環になります。
脂質代謝:
脂質は、「脂肪酸」と「グリセリン」に分解されて吸収されます。肝臓では、脂肪酸から「トリグリセライド(中性脂肪)」「コレステロール」「リン脂質」「リポタンパク」といった物質を合成します。また、糖質から脂肪酸を合成します。合成された中性脂肪はエネルギー源となり、コレステロールは細胞膜やホルモン、胆汁酸を作る材料となります。
オンボーディング3回目は以上で終了です。1回目は老化のメカニズム理解、2回目は細胞若返りのメカニズム、そして3回目は更にアンチエイジングを加速させるメカニズムについて理解して頂きました。そしていよいよ最後、具体的な生活習慣のレクチャーになります。
具体的な食事、生活習慣に関する質問
生活習慣の中で特に大切な事を教えてください。
食事:摂取カロリーを抑え、アンチエイジングを最大化。それを実現するために脂質代謝に切り替え、代謝の早いヘルシーな脂質摂取を。タンパク質は大豆や野菜から少々。タンパク質は体内で作られるし、貯蔵できないのでとりすぎない。糖質は大豆や野菜から十分とれる。ビタミンは野菜から。ミネラルは海藻から。
数字測定:毎日の体重と体脂肪の測定を最低限
早寝早起早運動。
食事の中心は
①ヘルシーな脂質
→MCTオイル、アマニ油、えごま油
②タンパク質、糖質(オートファジー、サーチュイン遺伝子活性化)
→納豆、味噌汁
③ビタミン
→野菜(ブロッコリー、アボカドなど時間なくても冷凍すぐに食べれる)
④ミネラル
→海藻わかめ、あおさ(②の味噌汁と共に)
⑤パーフェクトフード
→卵、魚
朝の生活習慣を教えて下さい。
目覚まし無しで太陽の日の出と共に起きます。前日23時前に就寝していれば5時〜6時の間に起きると思います。
目覚めと共にカーテンをあげ昇ったばかりの太陽の光を浴びます。
朝食
コーヒー(カフェインで脳がすっきり&ポリフェノールで抗酸化、脂肪燃焼腸内細菌を活性化)を淹れ水筒にグラスフェッドバター(コーヒーを飲みやすくする&短鎖脂肪酸で腸内環境整え脂肪燃焼モード)とMCTオイル(中鎖脂肪酸で体を脂肪燃焼モードに)と共に入れて水筒シェイク。
泡だったバターコーヒーを飲みながら心をリセット。
※カフェインがアデノシン受容体と結合するので疲労に伴い産生されるアデノシンという物質が保たれます(カフェインがないとアデノシンはアデノシン受容体と結合してしまい覚醒作用のあるヒスタミンという神経伝達物質の放出を抑えてしまうため眠くなります。カフェインの力でアデノシンの結合を防げばヒスタミンの放出が邪魔されなくなり眠気を感じにくくなります。
おやつ作り
お腹が減った時のおやつは味噌汁(オートファジーを活性化するスペルミジン、腸内環境を整える善玉菌、タンパク質、糖質)です。水筒に入れていつでも飲めるように。具には海藻わかめ、あおさ、豆腐(カルシウム、カリウム、マグネシウムなどミネラルとビタミンK)をなどを入れMCTオイルとアマニ油(炎症を抑えてくれるオメガ3)と共に水筒に。
非常食準備
どうしてもお腹が減った時に食べる非常食。納豆、チーズなど。
弁当作り
お弁当:魚缶詰めor魚(オメガ3【必須脂肪酸】必須アミノ酸))、アボカド(オレイン酸【一価不飽和脂肪酸、酸化しにくく悪玉コレステロールLDLを下げる)、わかめ(カルシウム、カリウム、マグネシウムなどミネラルとビタミンK)ブロッコリー(抗酸化物質ビタミンC、タンパク質)、肉&卵(タンパク質【必須タンパク質】)
仕事へ持っていく3種の神器。
①お弁当
②非常食
③おやつの味噌室水筒
朝の運動
仕事前にできる方は短くてもいいので心拍数をあげる全身運動を。
午前中の仕事
朝から脂肪燃焼モードで絶好調。お腹が減った際は味噌汁を。
ランチ
持参したお弁当か野菜食べ放題がついてるお店でお腹いっぱいになるまで野菜を食べます。
昼食までで代謝機能を最大効率化するための栄養を摂りました。
午後の仕事は空腹に悩まされる事なく、脳のパフォーマンスが長く強く続き、その集中力から新しいビジネスや新しいアイデアが生まれ、人生を変えてくれるでしょう。
夕食
集中力が続き、21時までノンストップで仕事をしてしまう事も多々あります。
が睡眠に影響が出るので遅くても21時には仕事を終え22時には家でリラックスします。
寝る前に少し空腹感を感じるようであればMCT、アマニ油入り味噌汁を飲み、味噌汁に含まれる少量の炭水化物(セロトニ)が眠気を誘い、MCTオイルが寝ている間も働き続ける基礎代謝において引き続き脂肪燃焼モードで活動させます。
夕食を食べる方は赤ワインにチーズなど、お米やパンなどの糖質を抜いたものをバランスよく食べましょう。肉、魚、サラダなど。
夕食は軽めに食べて寝ている間に消化の負担を和らげオートファジーやサーチュイン遺伝子を活性化、更に脂肪燃焼モードで寝ながら痩せて健康になりましょう。
空腹感を感じず集中力が続いていれば、あなたのラストアンチエイジングの完成です。
空腹感に悩まず痩せて集中力が続いているのであれば、あなた自身のラストアンチエイジングの食事習慣です。
必要な栄養素整理とは?
<メインエネルギー>
・中鎖脂肪酸(MCTオイル)
・α-リノレン酸【必須不飽和脂肪酸オメガ3】(アマニ油、エゴマ油)
→体内で代謝されてEPA、DHAに変換され炎症を抑えてくれる
・DHA【必須不飽和脂肪酸オメガ3】(イワシ、サバ、マグロ)
・EPA【必須不飽和脂肪酸オメガ3】(イワシ、サバ、マグロ)
・必須アミノ酸(肉、魚、卵)
<抗酸化物質>
・ビタミンA※βカロテン含む、βカロテンは体内でビタミンAに変換される(のり、にんじん、まぐろ、バター、わかめ、卵、ブロッコリー、緑茶)
・ビタミンC(ケール、緑茶、のり、ピーマン、ブロッコリー)
・ビタミンE(緑茶、大豆、卵、ケール、まぐろ)
・亜鉛(パプリカ粉、さば、いわし、牛肉、コーヒー、緑茶、大豆)
<代謝サポート>
・ビタミンB1(玉ねぎ、ブロッコリー、豚肉)
→糖質代謝において補酵素として働き糖質からのエネルギー生成をサポート
・ビタミンB2(卵、大豆食品、ブロッコリー)
→脂質代謝において補酵素として働き糖質からのエネルギー生成をサポート
・ビタミンB6(魚、緑茶)
→タンパク質の分解をサポートする補酵素。肌の健康維持や皮膚の再生も促進。
・ナイアシン(コーヒー、まぐろ)
→糖質、脂質、タンパク質の代謝サポート。
・パントテン酸(納豆、アボカド)
→免疫抗体の合成、HDLコレステロールの増加
・ピチオン(卵、大豆食品)
→糖質、アミノ酸、脂質の代謝補酵素。皮膚の炎症を抑える。
・リン(魚、卵、大豆食品)
→エネルギー代謝をサポート。骨や歯をつくる成分。
・鉄分(納豆、水菜、マグロ、イワシ)
→全身に酵素を運搬すること。鉄分が不足すると酸素の運搬力が落ち、脳のパフォーマンスが落ちます。
<細胞の若返り>
・葉酸(ブロッコリー、わかめ、卵、緑茶)
→赤血球生成をサポート。DNAやRNAなどの核酸やタンパク質の生合成を促進し、細胞の生産や再生を助ける。
・マグネシウム(魚、海藻)
→酵素活性化。カルシウム強化。
<腸内環境整備>
・食物繊維
<その他>
・ビタミンD(魚)
→カルシウムの吸収を助ける
・カルシウム(海藻類、大豆食品、魚)
→骨格を構成
・ビタミンK(ブロッコリー、海藻類、大豆食品、緑茶)
→骨からのカルシウム流出を防ぐ。コラーゲン生成を促進し骨質を改善。血液凝固。
・ビタミンB12(しじみ、あさり、青魚)
→血液をつくる。神経を修復する
・葉酸
→赤血球生成をサポート。DNAやRNAなどの核酸やタンパク質の生合成を促進し、細胞の生産や再生を助ける。
・ナトリウム(味噌)
→体内の水分バランスの維持。血圧調節。細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ。
・カリウム(海藻)
→いろんな食品に含まれているので不足しない。血圧を下げる。塩分の摂りすぎを調節。細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ。体液のpHバランスを保つ。
・銅(納豆、大豆食品)
→細胞の活性酸素による酸化ダメージを防ぐ。
・マンガン(海藻)
→骨の形成。代謝サポート
・ヨウ素(海藻)
→甲状腺ホルモンの主原料。甲状腺ホルモンは新陳代謝を促進。
・セレン(魚、肉、卵)
→甲状腺ホルモンの主原料。甲状腺ホルモンは新陳代謝を促進。細胞の酸化を防ぐ。
・クロム(魚、肉、わかめ、大豆食品)
→血糖値、血圧、コレステロール値を下げる。